津軽三味線を始めてはや3か月。
基本の指の動かし方が終わって「津軽じょんがら節 新節」の楽譜をいただきました。
突然、超難しくなるのよ? (つд⊂)エーン
アタシ、もうダメだ(たぶん)
私の通う三味線教室のお稽古は、2週間に1回、月に2回あります。
最初のお稽古では三味線の持ち方と音の出し方、そして楽譜の読み方を教えてもらいました
そのときは右手だけを使って撥で音を出す練習をしたのですが
次のお稽古までに「右手の撥を見ないで3本の弦を弾きわけられるように練習しなさい」と先生がおっしゃるので、家で2週間、毎日ひたすら基本の音を出す練習をしました。
中年のオバサンが鏡の前で姿勢を見ながら音を出す練習をします。
鏡の前では老けた顔を隠せない (/ω\)ある意味、練習に集中できない
次のお稽古では姿勢や弾き方がきちんとできているか先生の前でご披露します。
先生が「良し」というと次のステップに進めるシステムのようです。
2回目のお稽古では「津軽じょんがら節 曲弾き一段」という楽譜を頂きました。
この曲で、三味線を弾きながら津軽民謡を弾くうえでよく使われる旋律・節回しの練習をします。
ピアノでいうところのバイエルみたいなものと言えばわかり易いでしょうか。
突然難しい (つд⊂)エーン
撥で弾いて左手の薬指で弦を弾いて右手の撥ですくって左手の人差し指で弾く。
左右の手が別々の動きをしますから、頭が混乱するのですね。
先生が最初のお稽古で「右手の撥を見ないで3本の弦を弾きわけられるように練習しなさい」と言った理由がわかりました。
棹側の左手も動かして弦を押さえながら旋律を追いかけていくので、初心者の私はどうしても意識と目が左手だけに集中します。
とても右手を見ている余裕が無いんですね。
でも右手を見なくてもきちんと弾けているのに気が付きました。
自分ではそんなに意識していませんでしたが、2週間の練習で、右手はすでに弦の位置を覚えていたようです。
お稽古が終わったら、また2週間、楽譜・旋律を全部覚えて弾けるように毎日三味線の練習をします。
3回目の稽古では「津軽じょんがら節 曲弾き二段」を、4回目の稽古では「津軽じょんがら節 曲弾き三段」を練習しました。
毎日練習していた成果もあってか、4回目の稽古で新しい楽譜を頂いたときには、その場で弾けるようになっていたので
『あれ? 津軽三味線って簡単なのね』
オバサンは調子に乗りました、ごめんなさい。
思えば
「津軽じょんがら節 曲弾き」は素人の中年オバサンでも練習すれば簡単に弾けるようになるのね。
民謡は独特の難しさがあると思う
ここで記事冒頭の内容にもどるんですが、
5回目のお稽古で先生が「津軽じょんがら節 新節」という楽譜を出してきたときに、あまりの難しさに頭を抱えました。
今までの「曲弾き」は何だったのぉ~、と泣きたくなるくらい難しい。
む、難しいのね~~~
何が難しいかっていえば、民謡独特の節回しや旋律を覚えるのが難しいんです。
小さなころから民謡に親しんでいるならともかく、民謡の旋律と節回しはとても独特です。
高校生の頃、吹奏楽をやっていたので楽譜を見る・覚えるのは苦手ではないと思うんだけど、聞き慣れない旋律、独特の調子・節回し(テンポまたはリズム)は覚えづらく弾きづらいのですね。
曲を丸覚えしても調子や節回しが覚えられない。
体に染みつくまで何度も何度も耳で聞いて覚える、自分で弾いて覚えるしかないようです。
ああ、完全に調子に乗ってたわ。
三味線って難しい。
いつか上手に弾けるようになると信じて、今日も三味線の練習をすることにします。
以上、四門でした。