三味線の楽譜本を買ったよ!三味線ソロ曲集のレビュー

ワタシです。
津軽三味線を習い始めて8か月。そろそろ自分の三味線が欲しいとです。
三味線購入資金に充てようと、儲けを見込んで株を買ったら、私が買った株だけ翌日に大暴落しました。

あわてて買い足したら翌日にもっと下がったとです。
今も下がり続けてます。
会社、赤字決算だったとです。

ワタシです、ワタシです、ワタシです…


(つд⊂)エーン

本日は、先日購入した津軽風アレンジで楽しむ 三味線ソロ曲集」という本について、レビューというか読んでみた感想を書いてみようかと思います。

楽譜がついた三味線本の多くは書店などの店頭に並ぶことも無いので、私のような初心者さんはネットで三味線の本選びに迷ってしまうことが多いんです。
ぜひ購入する際の参考にしてください。

注意:レビューは全て私(練習熱心な初心者)の個人的な感想で構成しています。そのため、ベテランの意見や一般的な評価とは異なる点もございますがご了承ください。
初心者ほど怖いもの知らずなので生意気なことを書きますが、その辺は許してちょうだい m(__)m




「津軽風アレンジで楽しむ 三味線ソロ曲集」のレビュー

私が今回購入した本津軽風アレンジで楽しむ 三味線ソロ曲集」はこちら

著者は現在絶賛奮闘中の三味線デュオ『桃響futari』の岩田桃楠氏です。
※桃響futariについては以下のページをご覧ください。

津軽三味線Duo 桃響futariがスゴイ
津軽三味線を習い始めてからいろんな三味線奏者の演奏を聴くようになりました。 皆さんのお気に入りはどなたでしょうか。 最近私がとても好...

私はYouTubeで彼らを知ってから大ファンになってしまいましてね、ツイッターで『桃響futari』をフォローして、初めてこの本の発売を知りました。

( ゚Д゚)まだ発売前でしたがオバサンは慌てて予約しましたよ。

さて、手元に届いた本(証拠写真)です。

ちなみに本の厚さはこのくらい。
楽譜を見ながら練習するので、このくらいがちょうど良い厚さのような気がします。

価格は、模範演奏CDがついて税抜き2500円。
※ちなみに以前購入した「津軽三味線入門 ALL IN ONE」ではCDが付かない状態で税抜き1600円、演奏はYouTubeで確認できました。

三味線の本を買ってみたよ! 津軽三味線入門 ALL IN ONEのレビュー
先日購入した「津軽三味線入門 ALL IN ONE」という本についてのレビュー記事です。私のような初心者さんの場合、三味線の楽譜や入門本を買う際に迷ったり失敗したりすることが多いと思うので、購入する際の参考にしてください。

果たして今の時代にCDプレイヤーを持っている方がどれくらいいるのかは知りませんが、
残念ながら私の安いCDプレイヤーでは「特に難しいフレーズを、10秒前からもう一度聞きなおす」みたいな使い方ができませんので不便に感じます。

楽譜やメロディの著作権関係が難しいのかもしれませんが、音源はYouTubeまたはダウンロードなどでスマホで聞けるほうが手軽で便利かなと個人的には思います。
まぁ、それが難しいからCDなんでしょうね。

本の内容について

この本は細棹や中棹でも津軽風の演奏が楽しめる三味線ソロ曲集です。
じょんがら節・こきりこ節が掲載されていますが、主にポップソングを中心に構成されているので、あまり民謡に興味が無い方・民謡しか弾いたことが無くてポップスにチャレンジしてみたい方にお薦めです。

【前半】

前半には基本的な持ち方や弾き方、各三味線のパーツの名称から素材の説明、楽譜の見方、津軽三味線の弾き方の特徴まで、ひと通りの基本を網羅した内容になっています。
三味線を習っていても、他の三味線のことは詳しく知らない・先生から教わらない・気づかないこともあるので、そういった場合の知識の補足・参考・復習になるかと思います。

なお、本の裏には「初心者でも安心して使える三味線基礎知識を掲載」と書かれていますが、「でも」とあるように、基本的にこの本は三味線経験者向けの本のようです。

初心者の三味線入門本ではないため、津軽三味線を弾いたことのない初心者さんが一番最初にチャレンジする本としては難易度が高いと思われます。

津軽三味線入門テキストについては以下記事をご覧ください

三味線の本を買ってみたよ! 津軽三味線入門 ALL IN ONEのレビュー
先日購入した「津軽三味線入門 ALL IN ONE」という本についてのレビュー記事です。私のような初心者さんの場合、三味線の楽譜や入門本を買う際に迷ったり失敗したりすることが多いと思うので、購入する際の参考にしてください。

さて、
「三味線ソロ曲集」は一般的な教本と同じように三味線のパーツ等の紹介の後に楽譜が掲載される構成になっていますが、
楽譜のページより前に、なぜか著者:岩田桃楠への特別インタビューがで掲載されています。
しかも見開きで。
( ゚Д゚)なんで?

比較的若い年齢のファン目線では嬉しいかもしれませんが、オバサン的には内容が若くて眩しくて、この唐突に掲載されている特別インタビュー記事は読んでいて「?」という感じもします。しかも「特別」って何。
本の趣旨的に、ここでこの内容のインタビューはどうなんだろうとイタい感が…

( ゚Д゚)この話はこの辺でやめておきましょう。

せめて載せるなら最後のページだろうとか、そんなことも言わないほうがいいでしょう。
m(__)m 個人的感想です

【後半】

本の後半は主に楽譜となっています。

掲載曲は以下のとおり

楽譜は文化譜のみ・音階は二上りのみで構成。調絃できない方も安心して弾けるようになっています。

曲は「津軽風」にアレンジされており『細棹・中棹でも津軽風の演奏を楽しめる』というのがこの本の趣旨なので、津軽三味線ではおなじみの津軽じょんがら節も細棹・中棹で弾けるようにアレンジしてあります。(※ボーナス版除く:ボーナス版のじょんがら節では津軽三味線ならではの音階がでてきます)

ひと通りCDを聞いて楽譜に目を通して感じたこと

【ポップスは主に旋律を奏でる】

難易度の低い曲は、津軽風の弾き方に慣れていない方には練習曲としてはちょうどいいかもしれません。
しかし津軽三味線の経験者にとっては、津軽風の旋律を短音で奏でるだけなので弾いていて簡単で物足りない・つまらなく感じます。

一方で、難易度の高い曲の中には「情熱大陸」「千本桜」などがあり、そちらはかなり楽しめると思います。
特に名探偵コナンのテーマの前奏部分はカッコ良かったです。
ただ、先ほども述べたようにポップスのメロディー自体は基本的に単音で旋律を奏でるだけの部分が多いので、ひと通り弾けるようになったら自分でアレンジして弾くなど工夫して楽しまないと退屈に感じるかもしれません。

【ページ構成が親切で読みやすい】

曲のポイントとなる弾き方についてはそれぞれの楽譜ごとにわかりやすく解説してあり、弾き手側の目線でみると見易く親切なページ構成です。感心しました。

【民謡とは違った弾き方もでてくる】

なお、ポップス特有のギターのような弾き方についても写真つきで丁寧に解説してあるので、民謡とは違った弾き方を練習することができます。
この弾き方はお稽古では教えてもらえないので、読んでいてちょっと興奮しました。
津軽でもそれっぽい音が弾けるようになります。( ゚Д゚)嬉しかったヨ。

ただ、「津軽でもそれっぽく弾ける音」というのは本来「津軽じゃなくても出せる音」ということなので、本当はギターで弾いたほうがカッコいいんだろうなとチラっと思いました。

三味線ソロ曲集のレビューまとめ

【本の要点】

  • この本は細棹・中棹も「津軽風の演奏」を楽しめる全三味線対応のソロ曲集
  • 前半は三味線・弾き方の知識、後半は楽譜という構成
  • 初心者でも楽しめるが、全く弾いたことのない人には不向き
  • 全て二上りで弾けるようになっているので、調絃なしで楽しめる
  • ポップス特有のギターのような弾き方も写真付きで丁寧に解説してある

よって、
三味線経験のある方がお手持ちの三味線で民謡だけでなく現代曲にチャレンジしてみたい・津軽風の弾き方にチャレンジしてみたいときの最初の一冊にお薦めです。

楽しみ方としては楽譜をそのまま弾くだけでなく、慣れたら自分で曲をアレンジして三味線を遊ぶ、といった使い方がいいんじゃないでしょうか。
津軽ならではの指使いについても丁寧に紹介されているので、どのように弾けば津軽風なアレンジができるのか、といった点でも参考になると思います。

で、
私がひと通り練習を兼ねて弾いてみて感じたことと言えば、

旋律を奏でるだけのポップスなら、津軽三味線じゃなくてもいいよね
(/ω\)素人が生意気ですいませんすいませんすいません

「どんな三味線でも楽しめる津軽風のアレンジソロ曲」という趣旨ですので、普段長唄などを弾かれる方などが津軽風のアレンジを知るには良い本かもしれません。
一方で、津軽三味線を練習している私としては、楽譜をそのままソロで弾いてみても迫力がなくて「津軽」の魅力が乏しく、物足りない気がします。

まぁコレについては、あくまでも津軽風のアレンジなので、あまりに難易度を上げたら、やっぱり津軽三味線でしか弾けなくなるんでしょう。
同じ三味線といえども意外に演奏方法の垣根は高いのかもしれません。

最後に掲載された「津軽じょんがら節(ボーナス版)」は弾いていて楽しめますが、そもそもこれは津軽三味線で弾く曲なので、津軽三味線で弾けばカッコいいのは当然のこと。

というわけで結局、
津軽が一番魅力的でカッコ良く聞こえる曲はやっぱり津軽民謡なんだろな、という結論に到りました。

私は「津軽で弾くからカッコいい」「津軽三味線が弾けるって嬉しい」と思える曲を弾きたい。

著者はこれからが楽しみな才能あふれる若い奏者なので、今後、もっともっと世界で活躍されていくと思います。

今回の本では若いにもかかわらず、丁寧な解説・わかりやすい親切なページ構成が好印象でした。次の本にも期待します。

以上、四門がレビューしました。

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