オシャレで素敵な「染」手ぬぐいの魅力

「手ぬぐい」はお持ちですか?

最近では100円ショップでもたくさん見かける「手ぬぐい」。
カラフルでポップな柄も多いので、使って・飾って楽しめる日常の和の布です。
あなたは手ぬぐいはお持ちですか?


私が使っている手ぬぐいは、ずいぶん前に呉服屋さんで買いました。
普段使いしている手ぬぐいの中には、近所のお祭りでいただいた、粋でイナセな手ぬぐいもあります。
これらはいわゆる「染」手ぬぐいで、職人さんが一枚一枚、専用の型紙と染料を使って染めたもの。
高級着物の染と違い、てぬぐいは日常の布なので、染模様が滲んだりかすれたりするのも愛嬌です。木綿ならではの素朴な表情と手触りが魅力なのです。

こちらは「ほおずき柄」
季節に合わせて柄を楽しめるのも和の布ならでは。

実は、美しい染模様の手ぬぐいは「踊り用」なんだとか。
「おどり」を習う方が使うことが多かったらしいのですが、今では粋な柄が好まれて、観賞用としてタペストリーにしたり額にいれて飾る方も多いんです。

また、落語家が年始のご挨拶で配るのも手ぬぐいですね。落語家の亭号(屋号)を入れた粋なデザインが洒脱です。
現在の日本ではタオルを持ってあいさつ回りに行きますが、これも、持っていて邪魔にならないもの(手ぬぐい)を配っていた習慣の名残です。

本日は、使って良し!飾って良し!美しい「染手ぬぐい」をご紹介したいと思います。




オシャレな「染」手ぬぐい

私が子供の頃の手ぬぐいと言えば、普段使い用として掃除や台所で使うタオルのような存在です。だから豆絞りや、富士山、桔梗の花など古臭い柄のものばかり。今でも寝具やタオル売り場で150円前後で売っています。

一方、着物ブームの到来ともに若い世代に人気がでたのは、美しいデザインが魅力の染手ぬぐい。
可愛らしいものからモダンなものまで、色も柄も華やかでバラエティーに富んでいるのが特徴で、季節感を大切にする和の世界を楽しめます。

和の情緒・季節を楽しむデザイン

夏を題材にした柄は、美しい柄・涼やかな藍色を活かした柄が多く、落ち着いた和の情緒がたっぷり。
こうなると実用として使うよりも、額に入れたり掛け軸として飾りたくなりますね。
絵とは違って、気軽に掛け替えられるのも手ぬぐいの良いところ。専用のフレームや掛け軸セットを使えば、和風・洋風問わず、モダンに季節を先取りしたインテリアを楽しめます。
(額・掛け軸キットについては最後にご紹介します)

1年中使える、ポップな和柄

いつの時代でも縁起物として担がれてくるのがダルマ。
ダルマ柄は季節が無いので出番が多いです。剣道で使ったり、お祭りなどでチームで頭に巻いたりしても粋な感じで活躍してくれそう。

こちらの柄は赤いバージョンもあります。
[気音間]手ぬぐい 縁起 七転八起 赤(だるま 達磨) 日本手拭い(てぬぐい)

今のダルマは、愛嬌のある表情が楽しいですね。
黒いダルマ柄は、男性が使ってもカッコいいのでお薦めです。

季節の行事に飾りたい

お正月から始まり、桃の節句や端午の節句、お花見・お月見など、様々な季節行事が描かれた手ぬぐいは、行事に合わせて飾れば雰囲気が華やかになります。

特に親戚筋などで初めての節句のお祝い事に呼ばれたならば、お雛様柄のてぬぐいをお祝いに沿えて贈るのも素敵です。

なお、風呂敷にも節句をテーマにしたデザインがあります。
素敵な柄が多く、手ぬぐいよりも厚手でしっかりしているので、人目に付く場所に飾るならこちらもお薦めです。

その形、変幻自在。風呂敷の魅力
結び方次第で、荷物を入れるバッグにも、贈り物を包む包装紙にもなる不思議な四角い布。それが風呂敷なんです。

そしてですね、奥さん、
手ぬぐいにはクリスマス柄なんていうのもあるんですよ。
で、想像以上に素敵な柄がたくさんあるんですよ。

奥さん、事件ですよ!!!(´▽`*)カワイイ~♪

クリスマス柄だけで何種類もあります。
手拭いは高価でもないので、お小遣いでちょっとずつコレクションするのも楽しいんですよね。

フレーム・掛け軸キットはこちら

手ぬぐいは長さが90cm程度、幅が約36cmと、一般のフレームでは上手に収まりません。
手ぬぐいを飾るなら、専用の額縁や掛け軸キットがお薦めです。

手ぬぐいを飾って楽しむための専用フレーム

インテリアとして楽しむなら、専用の額縁が一つあると便利。アイロンで糊を強めにかけてから額にいれるとキレイに決まります。
フレームタイプはタテ柄だけでなくヨコ柄にも対応しているので使いやすいですよ。

コツとしては、手ぬぐいは額に入れる前に糊をつけてアイロンをかけておくとシワがよらずにキレイに額に収まります。

タペストリーキット

額よりも、もっと手軽に楽しめるのがタペストリーキットです。布をはさんで簡単に飾れますのでむしろ額縁より簡単で便利。
フレームタイプではセットしている間に布にシワがよりやすく、ピシッと決められない方にはこちらがお薦めです。

和風の柄ならタペストリーにすると「掛け軸」のような雰囲気が出るので、和室や和モダンなスペースにもピッタリです。
色も選べて和の雰囲気も重苦しくないので、若い方にも使いやすいと思いますよ。

タペストリーキットでは、タテタイプ、ヨコタイプがあります。ヨコ柄を飾る場合には横飾り用を選ぶようにしましょう。

また、ワンタッチ式の簡単なタペストリーキットもあります。

遠目にはオシャレに見えますが、使う方の好みによっては若干の安っぽさも感じられるかもしれません。
しかしながら布のセットが非常に簡単なので、育児に忙しいママさんが季節の模様替えを楽しんだりするのにも、お薦めです。

染とプリントの違い

今や100円ショップでも可愛い柄がたくさん選べる「手ぬぐい」。
しかし、ネットショップや呉服屋さん・和雑貨屋さんで販売されている「手ぬぐい」は1000円前後ですから、同じ「手ぬぐい」といえど値段が10倍します。
これらの手ぬぐいは何が違うのでしょうか。

実は100円ショップで販売されている手ぬぐいは「プリント手ぬぐい」と呼ばれるものになります。これに対し、1000円ほどする手ぬぐいは「染手ぬぐい」となります。

ちなみにこちらは染の手ぬぐい。金魚と藍色が涼やかな夏の模様です。

どちらの手ぬぐいもネットで画像を通してみると区別がつかないことも多いのですが、実は手触り・使い心地は全く違います。

プリント手ぬぐいとは

プリントは化学染料を機械で布に吹き付けて模様をだしています。
ハッキリ・クッキリ模様がつき、大変安価なのが特徴ですが、反面、科学染料でプリントされた部分は水を弾いてしまいます。手触りがごわごわしているのも特徴です。

一方で、染の手ぬぐいは職人が一枚一枚型を置き、染料で染めています。プリントの手ぬぐいに比べ発色がより曖昧です。
水通しも良く、最初は色落ちすることもありますが、洗濯して糊をおとせば、木綿ならではのやわらかく素朴な手触りが気持ちいいのが特徴です。

どちらの素材も良し悪しがありますが、ウンチクは無粋というもの。
もともと手ぬぐいは日常の布。例えば布巾やハンカチ、タオルのようなものです。庶民の普段使いの布としてザックリ楽しめばいいと思っています。

てぬぐいを選ぶ際の注意

てぬぐいには季節や行事、古典柄など様々なデザインがあります。
タペストリーや額に入れるのもオシャレで楽しいものですが、本来の用途は日常使いのタオルですから「毎日眺めて芸術的に美しい!」というものではありません。
できれば手ぬぐいで季節を気軽に手頃に楽しむ、というラフな感覚で選んでもらえたらいいと思います。

手頃な価格なので、たくさんコレクションできるのが手ぬぐいの良いところ。どうぞ洒脱な手ぬぐいの数々をお楽しみくださいね。

なお、今日ご紹介した手ぬぐいは、ネットショップ「わざっか本舗」さんで販売されています。

風呂敷、掛け軸、和雑貨、和装小物専門店!和を楽しむ総合サイトです。手ぬぐいの種類も数も豊富で見ていて楽しいので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってくださいね。

以上、四門が日本てぬぐいをご紹介しました。

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