オバサン、鼈甲の撥を買う 津軽三味線

津軽三味線を習い始めて3年と6か月。
早いもので初心者クラスからベテランクラスへ移って1年半が経ちました。
ベテランさんになんとか追いつくべく、今日もコツコツ楽譜を丸暗記している私です。皆さん、お元気ですか。

昨年はささやかながら自分用の津軽三味線を買い「趣味での大きな出費はこれで最後」なんて思っていたのですが、
世の中ってのはそんな甘いものではないですね。

なにしろ道楽の沼は底が深いからね。
(/ω\)あ~まいったねこりゃ

糸に駒、音緒、胴がけ。
そうだ!ハードケースは重いから移動用にソフトケースを買っておこう!等々。
一つ一つは慎ましいお値段ながら、まとめると結構なお値段。
まぁそれでも「ひと通り揃えたらしばらくはお金かからないよね」なんて思ったのですが、やっぱりそれも甘かった。

まだ撥を買ってないじゃないか!!!
(/ω\)三味線の沼は底なし沼




鼈甲の撥を買う

私の持っている撥は3つ。
画像右は三味線を買ったらついてきた練バチ、他の2つは鼈甲で、中央は普段の練習用の中古、そして左が最近買った新品の撥。

素人なので撥の良し悪しは分からないものの、最初に購入した中古撥の台は水牛なんだそう。
鉛の入ったプラスチック台に比べると、少し軽め・小さめで、手の小さな私にちょうどいい。
前の持ち主が手に合わせて台の角を少し削ってしまってボコボコしているので、そのうち修理に出して綺麗に磨き直してもらおうと思っていた。

ただし、撥が1本じゃ心もとないのです。
不用意に落として壊してしまうこともあるだろうし、撥を修理に出している間は練習も演奏もできないしね。
(/ω\)人は沼にハマると、買うための言い訳を考えるものですね
やっぱり撥はもう1つ必要だよねと思っていたところ、先生から撥を安く譲ってもらうお話が浮上してきたわけなのです。

先生曰く、なんでも、大師範が大量の撥を貯めこんでいるらしい。
それらを整理するため良い撥を生徒さんに安くお譲りしますよ、とのことだった。

まさに「渡りに船」ってやつですよ。

沼でおぼれていたら、撥を載せた宝船が来たぞぉおお。
(/ω\)これは乗るしかないだろう

しばらくして、師範は新品から中古まで大量の撥を持ってきてくれたのね。
お教室のベテラン生徒さん方も目をキラキラさせながら見比べていたのですが、先生は手の小さい私のために小さめサイズの撥を数本見繕って取り分けてくださっていたようで「シモンさんはこっちの撥の中から選ぶといいですよ」とのこと。

覗いてみるとどれも素敵で、先生のおっしゃる通り私の手にピッタリサイズ。でも、実際に持ってみると鉛の入ったプラスチック台はやっぱり私には重すぎるみたい。
昔は「撥は重いほうがいい」なんて言われていたみたいですが、本当は自分に合った重さが一番良いそうなので、迷いながらも新品の木製台の撥をえらびました。

「これは一枚物の良い撥なの」と先生がおっしゃるのだけど、私は値段を見てビックリですよ。

9万円っすよ? (/ω\)目玉とびだしちゃうよね

先生、腰が砕けました

飛び出した目玉を落とさないように両手で押さえて泣いていたら、どうも生徒さん用に破格のお値段設定があったようで「これは2万5千円ね」と先生が教えて下さった。

安い。
いや安くないけど、これはマジで安いんだよ。
だって鼈甲調のプラ撥だって2万円以上するんだよ。
でもまぁ、家に持って帰れば、まず夫に怒られるよね。

まず土下座

この新しい撥は、水牛台の撥に比べて少し柔らかめ。
手の力の弱い私は、強く叩くと皮や糸の強い跳ね返りに負けてしまうのだけど、撥の適度な「しなり」が跳ね返りを吸収するので叩きやすくなりました。

気のせいか、普段より手も疲れないんですよ。(たぶん気のせい)
ただ、このソフトな撥が私に向いているかどうかは、やっぱり長く使ってみないとわからない。

でも鼈甲は綺麗だし、木製の台も杢目が美しいし、私は満足です。
(/ω\)こうして財布は爆発し、天は落ち、海は割れ、地は裂け

いつか、この素敵な撥に見合う良い音が出せるようになると良いなと思いつつ
今日も底なしの三味線沼に溺れる私です。

以上、四門でした!

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